TASCAM DR-05 Version2 のオーバーダビングを試した
長年封印していた『趣味:ギターを弾く』を
復活するブログ(仮-2)
特に告知をするでもなく、こっそり始めてます(コンテンツがもうちょっと増えてから告知しようと思ってたが、そろそろいいかな…告知ブログ記事書くか)。
まずは指慣らしが必要:
いよいよ、今回からギターの話になる。
9月中ごろから、週に 3~4日はギターを弾くようにしている。10分程度の短い時間にちょろっと触る程度の日もあるけど。…左手指先がフニャフニャになっていたので、これを昔のように指先の肉が盛り上がるぐらい硬くしなくては… 弦を押さえるだけで痛くて仕方がなかったワケで。
2週間ほどしたら、指先もだいぶ硬くなってきた。特に中指、薬指の指先の肉が盛り上がってきた。人差し指と小指はまだまだ…楽しようとして変な指グセがついてるみたい。駄目だなあ。。。
最初の録音(ステレオPCMレコーダーを使った):
その 2週間後、そろそろ何か録音したくなった。で、ギター復活後、最初の録音は PCMレコーダーを使った。手軽だしね。
TASCAM DR-05 Version2
DR-05 の外観はこんな感じ。
セッティングの一例。裏側に三脚用のネジ穴が切ってあるので、ミニ三脚に設置してみた。これは野外で生録する時に便利。基本は生録用のレコーダーです。この三脚用のネジ径は、マイクスタンドでも付属ジョイントなどで対応してるみたいです(付属ジョイントがあるかどうかはメーカー次第だと思う)。
TASCAM リニアPCM/ICレコーダー 24bit/96kHz対応 無指向性ステレオマイク搭載 ブラック DR-05 VERSION2
- 出版社/メーカー: ティアック
- 発売日: 2014/07/30
- メディア: エレクトロニクス
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一応 Amazon リンクも貼ってみた。ただ、必ずしもネットショッピングで安く買えるとは限らないみたいなので、楽器店の情報も漁ってみることをお薦めします。
基本は生録用。にも関わらず、この DR-05 Version2 はオーバーダビング(多重録音)が可能。そんな機能があるならちょっと試してみたくなる。というわけで試した。
DR-05 Version2 の非破壊オーバーダビングを試す
オーバーダビングの方法は TASCAM DR-05 サイトの pdf に書いてあった。それの要点をノートにメモして、ノートを見ながら作業を行った。↓
正直、けっこう面倒くさいです。生録用として使う分には直観的で分かり易い操作性なんだけど、オーバーダビングする時は直観的とは言いづらい操作性でした。楽器演奏を多重録音するなら、やはり MTR の方が楽だと思う。
あと、普段の録音では単三電池駆動でもけっこう長持ちしますが、オーバーダビングではバッテリー消費が激しくなるので、USB給電にしておきましょう。
それと、DR-05 は『無指向性コンデンサマイク』を採用しているので、生活上の微細なノイズもしっかり録音してしまう(LOW CUTフィルターで多少は防げるが)。録音時はテレビや PC、エアコンの電源を切っておき、空冷ファンやモーター音などが入らないようにしておきましょう。つまり、PC から USB給電して使うという選択肢は除外した方が無難。
オーバーダビング開始
録音は次のように進めた。
まず最初は R(右側)のマイクをギターに向けて録音(アルペジオ・パート)。
2回目では L(左側)のマイクをギターに向けて録音(メロディ・パート)
このようにしてみた。こうすれば多少はステレオっぽく録れるかなって思って。で、試し弾きはこんな感じになった。↓
youtube動画(録音:2015.09.26 Sat)
録音日は、このブログを書く2週間前です(動画は昨日完成)。ギターとマイクの距離は 40cm ぐらいだと思う。一応、音質 24bit/96kHz、ファイル形式 wav で録音したが、YouTube には 16bit/48kHz(mp4コンテナ)でアップロード。動画編集時に音量を上げて他の YouTube 動画とボリュームが揃うように調整したつもりだったんだけど、ちょっと上げ過ぎたかも……
演奏はともかく、音は予想以上に良いと思った。ステレオ感が弱いのはコンデンサマイクの特性(生録に適した仕様)。ヘッドフォンで聴くとアルペジオが右、メロディが左から聞こえるのがうっすらと分かる。
ギターの音がこもって聞こえるのはレコーダーのせいではないです。7~8年ぐらい張りっぱなしの古い弦で弾いたため。それとピッキング、爪よりも指先の肉で弾いてる…これも音がこもる原因かと(自信の無さが演奏スタイルに現れてしまっている…)。さらに、メロディの音が痩せて聞こえるのは細いコンパウンド弦だから。。。
レコーダーの音はいいと思う。でも、楽器の多重録音をするなら、やっぱりトラック別に録音したものを個別に音量・パン・イコライザー調整できる MTR の方が便利。DR-05 では、オーバーダビングといっても 2回目以降の録音は、ほぼ一発勝負で決める感じになる(あとでミックスダウンできない…だからリハーサルが大事)。これを使うシーンは機材の無い外出先ぐらいになると思う。宅録では使わないだろうな。基本は生録用なので。
今後の課題:
さて、演奏の方は見事にグダグダでした。1回目の録音で既にグダグダだったが構わずオーバーダビングを決行…テストだからまーいーかと思って。ギター音楽に詳しい人なら
「ああ、あの曲を演ろうとしてトチッて度忘れしてつまづいて迷走して…グダグダになったんだね」
…と思うでしょう(曲名は伏せておきます…曲になっていないし)。(^^; で、今後は…
・どうしたらギターが上達するのか
・どうすればギターが上手に聞こえるようになるのか
・生ギター主体で音楽として成立させる音作りはどんな感じか
…この辺を意識しながら練習を積んでいく。最初の録音はこのぐらいが丁度いい…最初はハードルを低くしておかないとね。今回の録音でいくつかの改善点が見えた。まず、ギターの弦を新しいやつに張り替えよう(ちょっと気になっている弦がある)。失敗を恐れずにくっきりピッキングしよう。録音するのもギター上達のコツだと思う。今後は MTR を使ってマメに録音していこうと思ってます。
おまけ:
今回の動画で使った原画と下書き(校舎の絵は前回のヤツ)。演奏がポンコツだったので動画もポンコツにコケてみた。後半はちょっと気合入れたがすぐに挫折した。ご覧のとおりの落書き鉛筆画だけど、そこそこ動いてくれました。
ちなみに鉛筆の硬さは HB です。先日、NHK で最近の子供は HB を使わない…という番組を観てショックを受けた。自分なんか 6H を使うことだってあるのに(お絵かきの下書き用だけど)。ペンだこができるのは必ずしも悪いことではない…筆圧が弱い子供はギターを弾こう!!(腕と手首が鍛えられるぞ)
こんなジョボイ演奏でも BGM が付くと動画が映えます。YouTube では『やってみた系』の範疇なら著作権の問題もクリア(非営利目的が前提だけど)。次回の更新は、たぶん来月(11月)になるでしょう。。。